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■2006年9月15日配信 ごまごまメール18号

■TABERU Column「春の牡丹が、秋には萩に変身?!」

By:「食の企画室」 松井啓子

 ☆春の牡丹が、秋には萩に変身?!

 ■お彼岸のお供えは「おはぎ」?「ぼた餅」?

 今年のように残暑が厳しいと、つい思い浮かべてしまうのが「暑さ寒さも彼岸まで」という言い伝え。そう思って暦を見てみると、今年の秋のお彼岸は9月20日から26日まででした。

 お彼岸とは春分の日と秋分の日とをまん中にはさんだ前後7日間のことで、仏教上の行事のひとつです。お寺では彼岸会(ひがんえ)とよばれる法要が営まれ、人々はお墓に参って先祖の霊を供養し、おはぎや団子などを供え、家庭でもいただくことが習慣とされてきました。

 ところで、お彼岸につきもの「おはぎ」とよく似たものに「ぼた餅」がありますが、このふたつに違いはあるのでしょうか?

 ■「ぼた餅」は牡丹から、「おはぎ」は萩から

 そもそもおはぎとは、もち米とうるち米で作った餅ダネをあんこで包んだもの。
 これを春咲く牡丹(ぼたん)の花に見立てたのが「ぼた餅」で、粒あんの小豆が秋の七草の萩(はぎ)に似ているところから名づけられたのが「おはぎ」というのが通説になっています。つまり、季節によって呼び名が変わるだけで本来は同じもの
 ということになります。
 ただ、実際には、ぼた餅の方はまぶす衣が大抵はあんこと決まっているのに対して、おはぎの方はきなこ、ごま、青のりなど種類が豊富です。また、一年中おはぎを売り物にしている和菓子屋さんもあれば、秋のお彼岸にぼた餅が売られていることもあり、必ずしも原則通りではないようです。

 さて、家庭でおはぎを作るときのポイントがあるのですが、それをこんな風に言います。

 ●「半殺し」で「隣知らず」に・・・・・?!え?いったいどういうこと?

 

・・・・・ここまでは、お届けしたメールマガジンの内容です

なんともブッソウな雰囲気ですが、実は・・・・・・・

■「半殺し」で「隣知らず」に!
  
おはぎもぼた餅もひと昔前には、家庭で多めに作って近所に配ったりしたものでした。
作り方は、もち米とうるち米を合わせて少しやわらかめに炊き、つぶして丸めてあんこで包むというもの。

炊きあがった米をすり鉢で荒くつぶすことを「半殺し」といいます。すり鉢でつぶすだけなので、餅つきのような大きな音がしないことからおはぎには「隣知らず」という隠語もあります。 「半殺しにした後、隣知らずに…」なんて、知らない人が聞いたらビックリするでしょうね。

 小豆を煮てあんこを作るという作業は面倒かも知れませんが、ごまおはぎならそれほどテマはかかりません。炊飯器で炊いて丸めた餅ダネに、砂糖を加えた黒・白のすりごま、ごまきなこなどをまぶすだけ。 

 暑さがやわらいだお彼岸の頃に、家族や友人とおはぎ作りしてみるというのはいかがでしょう。みんなでワイワイガヤガヤ言いながら作ると、「隣知らず」というわけには行かなくなるかも知れませんが…。

参考資料
「改訂 食品事典」(真珠書院)

ごまちゃん、ごま博士




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